前回の Hello World では、表示する文字をコードに直接書いていました。今回は「値を変数に入れてから使う」形を見ます。
実行環境は前回と同じブラウザ上のもの(paiza.IO や OneCompiler)を使います。
3つの言葉
最初に、この回で何度も出てくる言葉を整理します。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 変数 | 値を入れておく名前つきの入れ物 | name, age |
| 型 | 入れ物にどんな種類の値を入れるか | String(文字), int(整数) |
| 代入 | 変数に値を入れる操作 | name = "Aki" |
文字を変数に入れて表示する
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String name = "Aki";
System.out.println(name);
}
}
Aki
String name = "Aki"; を分解すると、こうなります。
| 部分 | 役割 |
|---|---|
String | 型 — 「この変数には文字を入れる」 |
name | 変数名 — 入れ物の名前 |
= | 代入 — 右の値を左の変数に入れる |
"Aki" | 値 — 実際に入れる文字 |
System.out.println(name); は、name の中身(= "Aki")を表示しています。Hello World のときは "Hello, World!" と直接書いていましたが、今回は変数を経由しているのが違いです。
整数を追加する
文字だけでなく、整数も変数に入れられます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
String name = "Aki";
int age = 20;
System.out.println(name);
System.out.println(age);
}
}
Aki
20
int は整数を入れるための型です。String と int — 型が違うと、入れられる値の種類も違います。文字を int に入れたり、整数を String に入れたりするとエラーになります。
同じ変数に別の値を入れ直す
変数は、あとから中身を入れ替えられます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int age = 20;
age = 21;
System.out.println(age);
}
}
21
ポイントは2行目の age = 21; に int が付いていないことです。
int age = 20;— 変数を作って値を入れる(宣言 + 代入)age = 21;— すでにある変数に値を入れ直す(再代入)
int を付けると「新しく作る」、付けないと「既存の変数に入れ直す」。ここは最初に混乱しやすいところなので、2つの行を見比べて違いを確認してください。
コードの読み方のコツ
長いコードやAIが生成したコードを読むとき、いきなり全体を理解しようとすると詰まります。代わりに、次の順で見ると追いやすくなります。
- 型を見る —
Stringかintか。何が入る変数なのかが分かる - 変数名を見る —
name、ageなど、名前から役割を推測する - 最初の値を見る — 何が入った状態で始まるか確認する
=が再び出る行を探す — 値が変わるタイミングを把握する
この4ステップは、この先のレッスンでも繰り返し使います。
次の回へ
次は int を使った計算と式を扱います。int total = price * quantity; のような形を読めるようになるのが目標です。